オキシトシンとは?効果の紹介 オキシトシンとは?効果の紹介

近年、テレビなどで紹介され様々な面から注目を浴びている物質の中にオキシトシンと呼ばれる物質があります。対人関係や子どもへの影響、出産やストレス、自閉症などの多方面で注目されるオキシトシンの効果についてみていきましょう。

男性の場合にはこんな効き目が

社会的なストレスに女性に比べて耐性が少ない男性にとってはこのホルモンはなくてはならい物質の一つです。オキシトシンにはストレスを軽減する効果があります。また女性に比べて子どもへの愛情を直接的に持ちにくい男性にとってはこのホルモンによって子どもへの愛情を感じることができ、家族を守ろうという原動力の一つになります。また対人への不安や恐怖を軽減し、他者への信頼を深める効果によって心の安定につながります。社会的ストレスが軽減されたり不安や恐怖を減らすことから、頭脳への余計なストレスがなくなるので仕事の効率が上がるといったことも期待できます。

女性の場合にはこんな効き目が

男女ともに分泌されるオキシトシンは、女性にも男性同様にストレスの軽減、対人恐怖や不安の軽減などの効果があります。ただ女性にはもっと特徴的な点で違いが現れます。それは出産から子育ての過程です。まず出産の際には子宮を収縮させる作用などがあります。医療現場でも子宮収縮薬や陣痛促進剤として使われているのがこのホルモンです。また子育ての過程では赤ちゃんに対して愛情度が増したり、絆や信頼関係を深めたりし、産後の体を修復させようとする効果があります。この体を修復しようとする働きは男性でも発揮され、ケガなどが早く治ったりします。

自閉症の治療研究としても

オキシトシンを自閉症の治療に使えないかという研究もされています。これまで東京大学、名古屋大学、金沢大学、福井大学などが連携して研究を行っており、様々な研究の中で自閉スペクトラム症の症状改善に効果があることを導き出しています。ただ、女性に使うと子宮収縮を促してしまう可能性があるなどの安全面への考慮が必要であるため、今後の研究が待たれるところでもあります。

反対にこんな面もあるホルモンだと知っておきたい

愛情・信頼・抱擁ホルモンなどと呼ばれるオキシトシンですが、一方でちょっと物騒な研究結果も出ています。このホルモンの効果が十分に発揮されている時はその人の攻撃性も上がるというものです。自然界では子育てをしている母親と子どもの間にたまたま入り込んだりすると母親から攻撃されるということがあります。熊やイノシシなどにこういったタイミングで遭遇すると危険というパターンです。愛するものを守りたいがための攻撃性ということなので、めちゃくちゃな攻撃性というものではありません。ただし、この攻撃性のために夫婦喧嘩が起きてしまうということもあるのです。攻撃性を高めないでこのホルモンを十分活用させるためには、夫婦でリラックスして話ができる時間をとるなどの方法をとるといいようです。

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