更年期障害にも効果があるの? 更年期障害にも効果があるの?

更年期になると体の中では様々な変化が訪れます。その中で愛情・抱擁・信頼ホルモンと呼ばれるオキシトシンはどう変化するのでしょうか?そして、それによって体以外にも精神面でどんな影響があるのでしょうか?

ホルモンバランスが大きく変わる更年期

女性にとって大切なホルモンにエストロゲンというものがあります。このエストロゲンは妊娠・出産の準備をしたり心と体の安定状態を作りだしたりします。また肌を美しく保ち女性らしい体を維持します。20~30代までがこのホルモンのピークであるとされているのですが、このエストロゲンがオキシトシンに対する感受性を増大させる効果があることがわかっています。つまり、エストロゲンの量がオキシトシンの作用にも関わっているのです。更年期になるとこのエストロゲンの量が激減してしまうため、体に様々な支障をきたします。

エストロゲンが激減するタイミングは他にも

とても激しくホルモンバランスが崩れるタイミングは他にあるのでしょうか?実は妊娠し出産した後にエストロゲンは急激に減ります。代わりに産後増えるのがオキシトシンです。オキシトシンは生まれてきた赤ちゃんへの愛情や絆を築くために重要になります。ただし体が整えば再びエストロゲンが分泌されるようになるこの時期と比べると更年期はエストロゲンの再分泌が見込めません。エストロゲンの心身安定作用の代わりに期待されるのがオキシトシンの幸福を感じることのできる作用なのです。

更年期の治療薬として研究は?

オキシトシンに関する研究は自閉症などへの影響などの研究が勧められています。その中からコミュニケーション活動を円滑にすることなどが発見され、同じコミュニケーション障害で悩むアスペルガー症候群や更年期障害にも応用できる可能性が出てきたのです。更年期におけるホルモンバランスの変化は女性の体にとって必須なため、それ自体をどうこうすることはできません。むしろエストロゲンを人為的に投与することでガンのリスクが上がるという可能性もあるからです。しかし、対人関係を円滑になるように作用してくれるオキシトシンが治療薬として確立すれば、不安定な精神状態に状態に大いに役立つことが期待されます。

普段からオキシトシンを出せるように

「○○の時期だから」といってホルモンは全く分泌されないわけではありません。そのためマイナスに考えるのではなく、オキシトシンが出せるように楽しくおしゃべりをするように心がけたり、人との関わりを持つようにできるといいですね。

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